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2007年 03月 15日
まだまだ寒くてコートを手放すことが出来ませんが、天気が良い日が続いていますね。
もう3月も半ばに差しかかっているのに、富士山は白さを増したような気がします・・・f(^ ^; 周りでは、風邪をひいている人がチラホラといるようですが、季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけて下さいね。 展示場現場は足場が設置され、現場シートが張られています。1F部分の柱も立てられています。 ←こちらは、富士ひのきの柱です。柱には、前回お話しした強度110(または90)と含水率15%以下(SD15)の刻印がされています。 柱に当てている機械は、含水率計といわれるもので、木材の中に含まれる水分量を測定するものです。この柱の含水率は、13.8%です。 含水率とは、木材に含まれている水分を示す比のことです。 伐採後、木材の水分を一定の水準まで減少させることで、材の狂いやひび割れなどを防止し、強度を向上させる効果があります。 ↓こちらは、2つとも井川流域の杉材です。桁材で使用します。 この材は、含水率20%以下という基準になっているそうです。 使用場所によって適した材を選んでいくことも大切なことだと思います。適材適所という言葉を良く使いますが、ひとつの建物でも床下で使用するのか、屋根裏で使用するのか、柱で使用するのか、・・・など同じ木材でもその場にあった木材があるのです。木材の性質を理解したうえでうまく利用していくことが、長く暮らすことができる住み良い家づくりに繋がるのではないでしょうか。 そういった視点で、材料ひとつひとつを見ていくことも家づくりの楽しみとも言えるかもしれませんね。 http://www.ipac-fujimoku.co.jp
by fujimoku-house
| 2007-03-15 10:29
| 木工事
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